世界共通語である英語、ロシア極東ウラジオストクではどのぐらい通じるでしょうか?!気になりますよね。
2020年にウラジオストクに移住した管理人は、来ロする前に日本のテレビ番組で、ウラジオストク市内の路標の左右やトイレの男女が全てロシア語のみで書かれていることを知り、驚きを覚えました!
英語は通じる?
港町として発展してきたウラジオストクは、ロシアの他の地方都市に比べて英語が話せる人が多い環境にあります。近年、外国人観光客が増えてきて、ホテルやレストランにも対応できるスタッフが配置されることが増えています。
しかし過剰に期待してはいけません。
実際住んでみると、現状ではまだまだ通じないという印象が大きいです!道で迷った時にすぐに英語が通じる人に出会う可能性は低いと思った方が良いでしょう。
ホテルや観光名所は?
ウラジオストク旅行の唯一の難点は、ホテルの数が少ないことです。そのため、インターナショナルクラスのロッテホテルならもちろん英語が通じますが、手ごろなミニホテルならあまり期待できないのは現状です。
観光名所もメジャーな博物館なら説明文が英語で併記することが多いですが、開館時間や料金といった基本情報はロシア語のみで書かれている場合が多いです。
何となく分かる部分もありますが、不安な場合、事前にインターネットや旅行ガイドブックで最新情報を確認してみるのも良いでしょう。
ちなみに、トイレは大抵男女が分かるマークがありますので心配要りません。
レストランのメニューは?
コミュニケーションのハードルが高いレストランでは、観光客が行けるような店なら写真付きの場合が多く、英語や日本語メニューが用意されているところも。食堂や屋台では中国語が併記する場合があり、ロシア語よりも漢字の方が助けになる時もあります。
タクシーの運転手は?
YandexやUberといった配車サービスは日本より随分発達しています。配車アプリ自体は英語で利用可能ですし、目的地を英語で入力すれば自動的に料金が計算されるので運転手とのやりとりなしで済みます。
実際に乗ってみると、英語が話せる運転手にはたまに出会います。またウラジオストクで走っている車の約9割が日本から輸入した中古車のため、日本人だと分かって、「TOYOTA」「HONDA」と乗っている車種名を言ってみたり、片言の日本語で声をかけてくる人もいます。
一方、バスの運転手には英語が通じない可能性は極めて高いです。
通じなかった時はどうする?
最小限なロシア語を覚えておきましょう!
指差し会話帳を使えば良いと思う人もいますが、慌てていると話したいフレーズをすぐ見つけない可能性もあります。それにロシア語を話せた方が越したことはありません。
ロシア人は一見無表情で冷たく見えるが、親切で熱心な人が多いと思います。助けを求める時のコツとしては、すぐに英語を使うのではなく、間違えても良いから彼らの言葉を使ってみる方が、話しかけられた方も嬉しくなるし、親身になって手伝ってくれると思います。
ただロシア語を覚えると言っても、旅行ガイドブックに付録しているアルファベットや数字まで暗唱する必要はありません。内容が多すぎると返って挫折しやすくなります。
本当に必要な超役たつロシア語辞書!旅行中に使用頻度が最も高い20文のみです。管理人が自らの経験からまとめたもので、30分あればスラスラと覚えられます。ソ連諸国でも広く通じるので、メリットは大きいですよ。
持っていくと便利なツール
旅行中は筆記用具と紙は常に持ち歩きましょう。当たり前かもしれませんが、目的地やホテルの名前などは事前にロシア語でメモしておくと便利です。
またスマートフォンはカメラの他に、電卓機能が意外とよく使われます。ロシア語の数字の複雑な言い方を覚えなくても済みます。
市内のホテルやレストランのほとんどでは無料WiFi(ワイファイ)が整備されているため、Google翻訳などの翻訳アプリを事前に入れておけば、より高度なコミュニケーションをスムーズに取れます。