ウラジオストクでずっと前から気になっていた公園があります。市のシンボル「金角湾大橋」を一望するには、ウラジオストクに来た人は誰でも訪ねる人気スポット「鷲の巣展望台」が有名ですが、ゆっくりと眺めて過ごすなら橋の下のツェサレーヴィチ堤防に位置する公園はベスト。中央広場からタクシーで5分。観光ブックに載っておらず、地元の人が「橋の下公園」と呼んでいます。
芝生と遊具があり子連れに人気の他、恋人の聖地とも知られている。近くには太平洋艦隊博物館もあります。
絶景を見える
金角湾にかかる金角湾大橋は、ウラジオストクの旧市街がある北部と、新たに開発が進む南部チュルキン半島を繋げる重要な陸路交通ハブ。全長2キロ超で、橋の下公園からはこんな風に見える(デカイ!)。高台から見下ろす鷲の巣展望台よりも迫力がありました。
工場跡地から公園へ
公園敷地は港に沿って東西に広がっていてとても広〜い。港の工場が立ち並んだ場所でしたので、それらしい大きな建物がいくつも残っています。鉄道の線路も公園の中を貫いて、荷物がシベリア鉄道への輸送を担っていたよう。今はあまり列車が通らず、線路の上で歩いたり、渡ったりすることができます。列車好きな子どもにとってはたまらないですね!
丘陵に沿って曲がりくねった坂道が多いウラジオストクでは貴重な平坦地でもあり、キックスケーターや自転車に載る人が非常に多い。ローラスケートのレッスンも見かけました。公園には電動スケーターも置いてあり、QRコードをかざすと専用アプリからレンタルできます。1時間400ルーブル(約600円)。
大型遊具エリアは、床が衝突吸収材が使っているので小さい子でも安心です。
縁結び南京錠とベッド
芝生の高台に登ると、恋人の聖地になります!恋人はここで南京錠を結んで鍵を海に投げれば、もう一生別れないとされるよう。ここで結婚式を挙げる人も。ロシア人の縁結びは紙ではなく、南京錠でしたね!笑。
さらに奥の芝生に置く「恋人のベット」というオプジェットにはいろんな言語で「愛している」と書かれていて、両側から乗れば、必ず真ん中に転ぶようになっていています。
博物館敷地内に魚雷?
公園の近くに太平洋艦隊の軍事歴史博物館があります。海軍の遺品などを100ルーブルで見学できる。無料で入れる博物館の庭には日本でなかなか見れない大砲や戦車などが置いてあります。
魚雷などに実際乗ってみることもできて我が息子には大変お気に入り!旧型物とはいえ、こうした実物を見れるのも軍事大国のロシアなはの良さではないでしょうか。すぐ近くに日露戦争記念碑、徒歩圏内に州立サーカス場などもあります。
ガイド:ツェサレーヴィチ堤防(橋の下公園、набережная Цесаревича ) |
見どころ:金角湾大橋、芝生 営業時間:終日入園可能 最寄観光地:日露戦争記念碑徒歩7分、太平洋艦隊の軍事歴史博物館徒歩8分、C-56潜水艦博物館徒歩10分 住所:Googleマップで見る |
ガイド:太平洋艦隊の軍事歴史博物館(Военно-исторический музей Тихоокеанского флота) |
見どころ:海軍の遺品。ロシア語のみ 公式サイト:http://museumtof.ru/index.php/aboutmuseum TEL:+7 (423)222-51-70 営業時間:10:00〜17:30(月火は休み) 最寄観光地:日露戦争記念碑徒歩1分、州立サーカス場徒歩5分、橋の下公園徒歩7分、C-56潜水艦博物館徒歩10分 住所:Googleマップで見る |