コスパが抜群で優雅!ウラジオストクの噴水通りに英国式カフェ「Five o’clock」

コスパが抜群で優雅!ウラジオストクの噴水通りに英国式カフェ「Five o’clock」

ウラジオストクは「カフェの街」と言っていいほど店が多い。市内の街を歩くと個性的なカフェは至るところにあり、ヨーロッパの街並みを感じられる遊歩道「噴水通り」には何軒も軒を連ねる。名店がしのぎを削るこのエリアで、英国式ベーカー「Five o’clock(ファイブ・オクロック)」は本物の味と居心地の良い環境を手頃な価格で提供しています。

オーナーはイギリス人

オーナーはロシア人奥さんを持つイギリス人男性。ウラジオストクの街が好きで住み着いたという。夫婦で2007年に店をオープンして以来、地元ロシア人の間で人気が根付いた。競争が激しく、店の移り変わりも多いウラジオストクでは老舗と言えます。

イギリス人伝統文化として有名な「アフタヌーンティー」。午後4時ごろまでの来客や休日などの特別な時に飲む紅茶で、サンドイッチにスコーン、ペストリーなどの甘いケーキを用意されるのが一般的。食事に準ずることが多く、礼儀作法を学ぶ社交の場とも見なさている。それに対して午後5時頃、夕食前に軽いおつまみと一緒に紅茶を飲むのが店名の「ファイブ・オクロック」。カジュアルに腹ごしらえをするのが目的。店もそのユニークな文化と手軽さを発信しています。

イギリスのレシピ

店頭に焼き立てのスコーン、マフィン、ビスケット、クッキー、パイなどが並び、全てイギリスの伝統レシピに従って調理されているという。質が高い割に値段は安い。スコーンやマフィンは65ルーブルから、バナナケーキは80ルーブル、チーズケーキは190ルーブル。ほとんどのメニューは100ルーブル台で、他店の同メニューよりはるかにリーズナブル。長年地元の人々に支持される訳です。

タルト生地に卵や生クリーム、肉、野菜など加えて作った「キッシュ」にサラダ、菓子パン、コーヒーとなるランチセットも気軽くて良い。12〜16時に提供され、350ルーブル。週末のみ焼き上げられるチェリーパイもあり、それを目当てに来店する客も。

お茶はイギリス紅茶のほか、ハーブティー、煎茶、ジャスミンティーなど10種類以上。どれも1杯250ミリで95ルーブル。レジカウンターの横の棚にも箱が数多く並び、スーパーで見ないものが多くお土産用に良さそう。アメリカンコーヒーは150ミリ100ルーブルと手頃。ラテは170ルーブル。ノーカフェインのアメリカンやカプチーノも。

トレロな雰囲気

店はさほど広くないが、明るくてアットホームな雰囲気。展示棚にレトロなバスおもちゃやイギリス文豪の著書など。チェック柄の背もたれのソファや、壁の中央に掲げられるエリザベス女王の写真などが、イギリスの家にいるような感覚だ。窓際の席は噴水通りの人通りを眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。

朝8時から営業。噴水通りの飲食店は正午からオープンするところが多い中、ファイブ・オクロックは出勤前の人も使える。昼間は年配や主婦の方が談笑し、夕方はテイクアウトしに来る客が絶たない。ファイブ・オクロックは一日中、さまざまなお客がティータイムを楽しんでいます。

ガイド:Five o’clock(ファイブ・オクロック)
メニュー:イギリス菓子、紅茶、コーヒーなど。写真付き日本語メニューあり
公式サイト:なし
TEL:+7(908)994-55-31 
営業時間:平日8:00(土曜9:00、日曜11:00)〜21:00
最寄観光地:海辺通り徒歩4分、中央広場から徒歩7分、ウラジオストク駅徒歩11分
住所:Googleマップで見る