本格コーヒーを飲める!ウラジオストクの専門店「カフマン」は世界中の豆が揃う

本格コーヒーを飲める!ウラジオストクの専門店「カフマン」は世界中の豆が揃う

ロシアでは伝統的にお茶を飲む習慣がありますが、コーヒーも浸透しています。ウラジオストクにはスターバックスのような大手ブランドは進出しておらず、個人経営の店が多い。ハバロフスクに本拠地を置き、ロシア各地で約40店舗を展開する「カフマン」は世界中のコーヒー豆が揃い、バリスタが焙煎してくれる本格コーヒーを味わえる。お茶の種類も豊富で、シベリアで育ったロシア特有のハーブティー「イワン茶」もお土産用に購入できます。

世界各地の豆

ウラジオストクには5店舗。店の扉を開いた途端、コーヒーの良い香りがやってくる。壁一面の棚に並ぶコーヒー豆は1キロ入りの袋が30種類以上。普段飲み慣れているブラジルやインドネシア産から、コーヒー豆の最高級といわれるイエメンやエチオピア産まである。いくつかの産地のコーヒーを試飲できるほか、お土産用に100グラムから必要な量に応じて買え、普段の淹れ方に合わせて豆も挽いてくれる。値段は100グラム228〜698ルーブル (約360〜1,120円)と幅が広い。

カウンターで注文するコーヒーも、日替わりの豆から選べて味の違いを楽しめます。この日はインドネシアジャワ島産とコスタリカ産の2種。Sサイス120ルーブル。

ロシア産お茶

定番のロシア紅茶も地元産の蜂蜜と一緒にいただけます。ロシア紅茶と言えば、「紅茶にジャムを入れて飲む」イメージがありますが、実際にロシアでは個別の小皿に用意されたジャムや蜂蜜を口に含んでからお茶をいただくのは一般的。紅茶の深みと蜂蜜のとろみは相性が抜群。香りが口中に広がり幸せな気分になる。量もたっぷりで150ルーブル 。

シベリア産のイワン茶も入手できる。ロシアは世界有数の紅茶消費国ですが、多くはインドなど海外からの輸入品。その意味ではイワン茶は本当のロシア産お茶。シベリアやサハリンに多く自生する「ヤナギラン」という植物の葉から作られている。はっきりとした自然の香り、味はウーロン茶に近いが、渋みがなくウーロン茶以上に柔らかくて飲みやすい。店頭では飲めないが、お土産にはぴったり。中国茶など世界中のお茶が50種類以上販売しています。

おしゃれなコーヒー抽出器具やティーカップなども置いてある。一口サイズの手作りビスケットやデザートは50ルーブルからと手頃。

中心部で便利

中央広場の前のスヴェトランスカヤ通りを西に向かって徒歩3分。ロシア国旗が揚げる白い沿海州政府庁舎の建物の通りを挟んだ向こう側の2階にある。シベリア鉄道の線路脇にある階段の上が入り口。

店内は躍動感のある音楽が流れ、アットホームな雰囲気。窓際の席から中央広場や海を眺めることも。壁にコーヒーの栽培方法を描いた写真が飾っている。ミッシンをモチーフした机やコーヒーの味見が書かれた丸いテーブルがユニークで面白い。

ガイド:カフェマ(Кафема)
メニュー:コーヒー、お茶、デザートなど。ロシア語のみ
公式サイト:http://www.kafema.ru/
TEL:+7(423)267-87-88
営業時間:8:00〜21:00
最寄観光地:中央広場と噴水通り徒歩3分、グム百貨店徒歩4分
住所:Googleマップで見る