市内で車衝突事故が頻発?!運転手が教えるウラジオストクの驚く自動車事情

市内で車衝突事故が頻発?!運転手が教えるウラジオストクの驚く自動車事情

ウラジオストク生活では公共交通はタクシーとバスしかなく、家族連れの場合、特に冬場は自家用車が不可欠。タクシー配車アプリやバスも観光は十分便利ですが、子供がいると学校の送迎や週末のお出かけに車が欠かせません。管理人もウラジオストクで初めて本格的に車の運転を始めました。運転側から見たウラジオストクの車事情をご紹介します。

日本の中古車人気

街中で走っている車を見ると、さっと約8割が日本車。そのほとんどは中古車です!トヨタのヴィッツ、日産ノート、ホンダのフィットなど人気車種は中古車市場で日本で中古車を買うのと比べ倍ぐらいの値段で売られています。日本メーカーがロシアで組み立てる新車よりも日本製の中古車が良いという人もいます。

日本語の社名が書かれた中小型トラックやミニバンもよく見かけます。

事故が頻発

毎日車に乗っている管理人は、1週間連続で毎日交通事故を見た時もありました。交通事故が頻発する理由は、路面陥没など道路の状態が悪いことや、ロシア人の豪快な運転にあると考えています。

ロシアの道路は日本より広く、ロシア人は時速100キロ以上で飛ばすこともざら。車線がはっきりと引いてないことも多く、隙間を狙って右へ左へと横入りしながら追い越していきます。一方、広い通りでもあちこちに穴が空いていて、それを避けて隣の車に接触するリスクも。冬の路面凍結もあります。

衝突してバンパーが破損したまま修理せず、街を平気に走っているぼろい車も結構見かけます。すぐ修理するのが前提の日本では想像し難い光景です。修理代が高いのか、面倒くさがっているのか。

路駐も横行

運転手の最大の悩みは路上駐車する車が多いこと。中心部のグム百貨店や銀行が立ち並ぶ付近には一方通行の4車線道路のうち3車線が終日、路駐で埋められるところも。狭った道路を管理人はいつもドキドキして運転しています。

駐車場の不足や警察の取締りの甘さが路上駐車につながっているようです。ウラジオストク市内の慢性的な渋滞の原因にもなっています。

常に歩行者優先

でも、ウラジオストクの街歩きは危ないという訳ではありません。むしろ歩行者の居心地が非常に良い。運転手の間で、歩行者優先というルール厳守が徹底しているからです。市内には信号がない横断歩道も多数ありますが、ほぼ必ず譲ってくれ、歩道以外を横断しても大抵止まってくれます。日本以上に歩行者に配慮していると感じます。