ロシアは世界有数の蜂蜜大国です。ロシア人も口癖でよく「病気は何でも蜂蜜で治せる」と言うくらいの蜂蜜好き。シベリアの大地で育まれる蜂蜜は栄養価値が高いだけではなく、1リットル約500ルーブル(約750円)と日本に比べて割安です。ウラジオストクにも地元の人が絶えない蜂蜜専門店があり、新型コロナウイルス前は外国人観光客の爆買いで賑わっていました。
日本語表記あり
「プリモールスキー・ミョード」は沿海地方に養殖場と直営店4店(ウラジオストク、アルチョーム 、ナホトカ、ウスリースク)を運営しています。ウラジオストクにある旗艦店は、大通りから少し入った場所にあります。
狭めの店内には蜂蜜の瓶や缶がぎっしりと並べられており、ハチの巣の世界に入ったよう。日本では見かけない種類もあり、色もよく見る黄色のものに加え、真っ白や真っ黒のものもあります。
窓際のテーブルにはミニサイズの蜂蜜が30種類ほど並べており、店員さんに言えばどれも試食可能。価格は全て1個100グラムで100ルーブル。嬉しいことに日本語表記も容器に記載されています。
ロシア人に最も人気なのはタイガ蜂蜜という種類。タイガというのは寒さに耐性のあるシベリア地方の針葉樹林のことで、冬はマイナス数十度という過酷な環境で生きる木の花から栄養と美味しさが詰まった蜜が採れます。ロシアには広い地域に分布しており、大地の恵みと言えます。
ライム蜂蜜は酸味と香りが口の中で広がります。クルミやいちごが入ったクリーム蜂蜜も滑らかで朝食のパンに塗って食べるにはぴったりです。
高級品も豊富
奥の陳列棚には1キロ以上のものが多く、家庭用にお買い得です。ロシア人に人気なリンデン(菩提樹)蜂蜜が1,400グラム入りでわずか500ルーブル。簡易ケースでも蓋がしっかりしています。
日本では高額なローヤルゼリー入り蜂蜜も230グラムで500ルーブル。パッケージにマトリョーシカの絵も書いてあり、プレゼント向きかも。高級品のプロポロリス蜂蜜も300グラム500ルーブルと手頃に買えます。
蜂の巣をスイーツに
蜂の巣ごと入った「コムハニー」はロシアではスイーツとしても食べられています。実際に生産に使った蜂の巣そのものも買えるので、棚から出して見せてもらいました。意外と大きかったですね。
蜂蜜キャンドルも
蜂蜜のエキスを抽出して作ったサプリメントや栄養ドリンクも置いてあります。お茶碗と物入れも蜂蜜を固めて作られたそうです。飾り物としても可愛いですが、「キャンドル」としても使えます。
ガイド:プリモールスキー・ミョード(Приморский Мёд) |
カテゴリー:蜂蜜専門店。日本語表記あり 公式サイト:https://primhoney.ru TEL:+7(423) 226-46-71 営業時間:月〜金9:30〜18:00、土10:30〜17:30、日10:30〜17:00 最寄観光地:大型バス停クローバーハウスから徒歩2分、中央広場から徒歩5分、噴水通りから徒歩7分 住所:Googleマップで見る |