ウラジオストク市中心部のスヴェトランスカヤ通りに面した「中央広場」。週末には近郊の農家たちが地元の食材を販売する朝市として多くの観光客を魅了していましたが、2020年夏に大規模修繕を経て朝市が郊外に移転しました。現在は夏はライトが光る噴水、冬はスケート場やイベント会場として賑わっています。金角湾大橋やロシア正教会大聖堂を一望できるほか、街歩きの起点として重要な場所です。
町の中心地
正式名は「ソ連革命戦士広場」。ソ連政権の確立のため極東で活躍した戦士の像が立っています。その北側を東西に走るスヴェトランスカヤ通りには、アールヌーボー様式のグム百貨店やロシア様式の古い建築が立ち並ぶ。
南には港、東南には金角湾大橋、西に沿海地方政府の庁舎。まさにウラジオストクの中心地です。
冬でも賑わう
ロシア正教のクリスマスは1月7日ですが、12月中旬になると中央広場は大きなクリスマスツリーが設置され、お祭りムードに包まれます。大晦日はカウントダウンのために夜遅くまで賑わいます。
中央広場の装飾は毎年異なりますが、定番スポットのスケート場と氷の滑り台が無料で多くの人が集まる。スケート場は今年は一周コースになっていて本格的だ。靴のレンタルは1時間250ルーブル(約375円)。
滑り台は、おしりに敷くプラスチック製そりを持参する人があるが、付近で販売している行商人も。高さ数メートルの坂をロシア人の子どもはスーッと滑る。小さい子は3歳前後か。寒い冬を楽しむウラジオストクの市民の姿がたくましい。
お城や英雄像など巨大な氷の彫刻や、年末年始に上演されるバレエ劇「ぐるみ人形」の主人公を見れたりする年も。今年は大きな防寒用ドームがあり、立ち食いしたり、電気ストーブで温まったりできるので長く遊べます。周りには遊具や出店も。
近くにお土産店も
中央広場の西に立つ「スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂」は、ウラジオストクを代表するロシア正教会の建物。改修を経てより輝くようになった。中は入れないが、夕日と金角湾大橋を背景に外観を美しく写真に収まられる。大聖堂の横、港の端にマトリョーシカの看板が入り口に立つお土産屋さん「ブラッドギフト」もあります。
ガイド:ソ連革命戦士広場(通称:中央広場、Площадь Борцов за власть Советов) |
見どころ:年中。夏の噴水、冬のスケート場など 営業時間:終日入場可能 最寄観光地:グム百貨店徒歩1分、アルセーニエフ記念国立沿海地方博物館徒歩2分、噴水通り徒歩4分、ニコライ2世凱旋門徒歩7分 住所:Googleマップで見る |